インドネシアと日常と。

U.Tokyo/UGM(Indonesia)留学  今一番食べたいのはインドネシアの露店ご飯。

留学日記 Aug.-Oct.の振り返り

noteに書いた留学の振り返りを転載します。

 

こんにちは。旅行やレポート、プレゼンテーションとこの1ヶ月はそれなりに忙しく、頭の整理がなかなか難しかったです。やはりこの言語化の遅さは弱みですね。ここらへんについて少し分析したnoteも描きたいなと思いつつ。
今日は以前Facebookにあげた3ヶ月間の振り返りをここでも共有しておこうと思い添付します。
ちなみにタイトルの写真は、ジャカルタでのKota Tuaというオランダ植民地時代の建造物がのこる街並みの一コマです。

 

[Aug.~Oct.]
11月に入りました、もうすぐ留学3ヶ月です(全部で11ヶ月)。「時間経つの早ええ」です。でもこの投稿は長いのでまずは最初をご覧下さい。
どうしているの?と聞いてくださる方が結構おり嬉しい限りです、記録しようと思います。

-目次-
0. 簡単なまとめ
1. 心がけてること
2. 活動内容
3. 反省点
4. 呟き

0.簡単なまとめ
・全く問題なくゆるゆる暮らしています、しっかり遊んでます
・今までは基本的に全体的な知見+インドネシア語に注力してました
・深めたいテーマが出てきて嬉しい
・時間あるしもうちょっと色々挑戦してもいいのだろうかという悩み

1.全体を通して工夫しようと定めたこと
「短期スパン、長期スパン双方で注力場所を見極めて行動をそこに傾斜してとる・いわゆる仮説検証のサイクルをできるだけ回す」
コンサルかぶれとかではなく、ちょっと噛み砕けば当たり前のことなのですがいつも難しさを感じています。2年半アイセックと言う学生NPO(UGMにもあるよ!)で活動し、最後の半年は事業の経営層という肩書きにいながらも全くできていないことばかりだったなあと思います。その中で、特に自分に意識が薄かったなと思う一つが上のスタンスです。
せっかく1年間、あえて言ってしまえば「空白」ともなれる時間を享受している以上、これまでの2年半で学んだ生き方を精一杯実現しようなんて思ってます。具体的には、月と週ごとで活動領域ごとに、成したい・明らかにしたいことベースで目安の行動指標を定めたりしてます。まあ反省点の方が多いのですがそれは下の方で。

2.上の”注力場所”で区切った活動内容

⓪色々遊ぶ
しっかり遊んでます。「留学は人生のバカンスだ」と最初に言った人は天才だと思う。上で書いたことと矛盾しているようにも見えますが、ふんわりとした遊びの時間も十分とらないと息が詰まるのも事実なのでしっかり満喫してます。とは言いつつもいくらか思わぬ発見があったりもします。これを通してマイテーマの片鱗も見えてきたりしてるのですが、まあとにかく関係なしに楽しく遊んでいます。

①授業
まあ予想していた通り全部が全部面白いわけではないですが、楽しいものは楽しくやっています。ethnic conflictという授業がインドネシアに来てならでは感があってお気に入りです。日本人留学生あるあるの例にもれず講義の聴解、それに基づくディスカッションには難が多く(ヒアリングが一番苦手)、ほぼネイティブクラスの現地学生や欧米の留学生の中で劣等感を感じることも多いです。とはいっても、基礎知識や思考力など、英語力以外の部分では十分張り合える(別に競ってないけど)ことが最近実感できたので気分は明るいです。帰ってきた成績も良かったので安心。とはいっても英語での授業で勉強すること自体がもはや一つの目的だったので、調子に乗らずに着実に内容自体の知見も英語も伸ばしていきます。内容に関しても、こちらにきてからethnic identity、宗教というトピックについて自分ごととして関心を抱くことができたので、それに関する授業はためになっています。
来期はもう少し他の学部への聴講も交えつつ、インドネシアに直接関わるトピックの授業を取ろうかなとも思ってます。インドネシア語での授業も取りたいので下の注力箇所にかかってます。

インドネシア語
最初の3ヶ月の注力領域の一つとしたところです。
物価が安いのとオンラインでの稼ぎ口をちょっと得ているおかげで、インドネシア語の語学学校に割と投資しています。日々のより近いコミュニケーションはもちろんですが、それに留まらずインドネシアの政治・文化・経済・宗教といったトピックについてのより深い知見を得るため、インドネシア語の必要性は十分高いように感じられるので熱は入りやすいです。まあどんどん伸びていくのが楽しいというのも大きなモチベーションになっているのですが笑。今はいろんなニュース記事を読みつつディスカッションをするという授業形式なので、語学力だけでなく、掘り下げたいインドネシアのトピックについての知見の両輪を伸ばしていきます。1月にはインドネシア語検定のC級(英語に置き換えるとどのぐらいなのかはいまいち謎)を受けるのでそこも一つのモチベーションにしています。最終目標は英語レベルです。
これまではここに注力するつもりで実際そうしてきましたが、8割方は想定レベルまでは持って行けたのでこれ以降は授業自体は少し減らして安定成長を続けていきます。

③自分の”マイテーマ”に基づいて調査
⓪でいろんな経験はそれなりにできている気がしますが、やはり経験を自分の文脈で置き換える、いわば体験化が必要だと思っています。そのキーとなるのが自分なりの見える世界への課題意識や引っ掛かりポイント、何処かで聞いた「マイテーマ」という言葉がしっくりくるのでそれを使います。これまでの諸々を通して、「宗教と教育」というテーマをもっと深めたいことの一つと感じました。しばらくしたらいくつか学校に訪問させていただいてお話しを聞きにいったりする予定です。理由はまだ整理しきれていないですが、ざっくりいうと、日本やこちらにきて自分のアイデンティティーやその揺らぎ、他者との対立といった事象に自分ごととして疑問を感じることが多かったからだと思います。完全にsociologyの分野なので去年の進振りをちょっとだけ後悔。他にも単なる好奇心ベースですが、開発経済や労働問題、広汎的な教育システムあたりも知りたいですね。
ここは今まではできていなかっただけに、これから力を入れていきたい箇所です。

3.反省点など
・なんか馬力が足りない
具体的な行動ベースで述べることは難しいのですが、とにかく後一歩が足りていないなと感じることはよくあります。中途半端に頭を使って工夫したり効率化する力はある一方で、そのせいか徹底して突き抜けることができてないなあという感触です。うーんなんだろう。日本で本気でがんばっている人たちの様子とかを見ると、やっぱりもっとやれると思ってしまう。

・なんとなく流されての行動が多い
それの価値判断は置いといて、問いを意識して行動することが自分の得たい学びを得るには大切だと思っている一方で、ぼやっと過ごす時間がちょっと多いなあと感じます。そういう時間もめっちゃ大切なんだけどね、間違いなく。序盤の方は、⓪のように色々遊ぶだけで全体的に浅く広く色々なものが見えてきもしましたが、そのフェーズはとっくに過ぎているのでちょいと危機感があります。元々それが特にできない性質なので、もっと問いと行動と振り返りのサイクルを回さなければという気持ちです。

言語化が遅い
Noteの更新の遅さに完全に現れています。全て無理やり言語化すればいいとは思っていませんが、自分の基準に照らし合わせても圧倒的に遅いです。こればっかりは「必要」なことなのでもっと意識していきます。

4.まとめのようでまとまっていない呟き
2年前初めて訪れた東南アジアの国・インドネシアへのワクワクが止められず、半ば情熱に任せて留学に申し込んではや1年。インドネシアに、初めてジョグジャの地に胸いっぱいで降り立って約3ヶ月、日本に帰りたいと思うことは全くなく過ごしています(それもどうなのか)。基本的に親日なのはやはり大きいですね。
上で書いたこと以外でも思ったことはちょこちょこあるので、そこは軽い感じでnoteに書いていきます(がんばれ自分)。
そういえば、意外という方も多いのですが、他の学部に行けば日本人もわりとたくさんいます。いろんなバックグラウンドがあって話して気づきがある、何より面白い人たちばっかりです。好き。むしろインドネシアの学生のほうが自分と考えていることが同じだなあと思うことも結構あります。言語の向上のためには外国人と話したほうがいいのは当たり前ですが、あえて距離を取りたいとは思わないし仲良くしています(こう書くと打算的に見えてしまいますが)。真面目な話もできて感謝感謝ですね。
色々やったようで結局何もできてないとも言えるので、引き続きエンジンをかけて楽しく過ごしていこうかなと。

はてなブログはじめました。

こんにちは。今まではnoteを利用していたのですが、

  • 記事の種類がかなり多岐に渡りそうなのにも関わらず、カテゴリーわけができなかったこと
  • (特にインドネシアについて)発信という側面をもっと意識した記事にした方が思いが乗る

といった理由から、noteは消さない一方ではてなブログも開設し、

  • インドネシアについて他の人にも知ってもらいたいなと思ったこと(まあ基本何でも)・読書の記録→はてなブログ
  • 自分のことについて内省したこと→note

という括りで基本やっていこうかなと思います。 

 

上に書いた理由から(もちろん完全な言い訳ですが)なかなか筆が進まずにいたnoteでしたが、進まない理由を自分なりに考えてこうやって分解し、なんとなく頭がすっきりした気がします(そう信じたい)。

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