インドネシアと日常と。

U.Tokyo/UGM(Indonesia)留学  今一番食べたいのはインドネシアの露店ご飯。

前半戦の振り返り

 

帰国日はまだ不明ですが、明日から新学期スタートということで折り返し感が強くなってきています。

現状どんな感じかという振り返りをつらつらと書こうかなと。

 


[1] 留学という名ならにはの勉強

 


A. 授業

ヒアリング・スピーキングにおける英語力の圧倒的不足(周りはこの2分野がネイティブクラス)
始めて触れるようなトピックの授業
であることにより、カリキュラム自体は不完全燃焼で終わった感があります。おそらく留学生ボーナスが加わった?ことで成績自体は良かったものの。学んだ内容に関してはは、示唆に富んで今の考え方にも残っているもの、あまり身になったとは今はいえないものの半分といったところでしょうか。Ethnic Conflictという授業は個人的に大学入学以来を含めてもbest3に入るんじゃないかと思えるほどの良授業でした。

後期は、前期を通じて知れた学部の特殊性や雰囲気も考慮に入れて授業を選んでいきます。

留学の成果といえばの「英語力」は正直劇的に上がった感触はないです。後期はもう少しあの手この手を仕込んで意識的に効率的な実践力向上を達成したいと思います。

 


B. インドネシア語

 


前期はひたすらインプット重視という事で、受験生のように語学学校や単語帳も利用し、普段の生活でもあの手この手その手で最速での向上を目ざしました。先週ごろにジャカルタで検定があり、おそらくC級(レベルの描写は難しいけど)を取れたと思います。今のところは順調なのかなという感じです。

インドネシア語で抵抗なく全ての方法での情報収集ができるようになることが目標です。後期は実践的にニュースを見たり興味分野の論文を読んだりいろいろヒアリングしにいったりと、目的であった情報収集活動や最低限の種々のアウトプット活動が「できる」と自信を持って言えるレベルまで持っていこうと思います。

 


[2] 課外での活動

 


(日本にいた時よりは)時間が非常にあったので、勉強関連以外でも、友達と遊んで話したり、フィールドワーク的な活動をしたり、旅行したり、はたまたじっくり本や記事を読み、、、などゆったりと時を流しておりました。長期休みの序盤はインドネシアの他の島を周遊するなどして、この国の国是「多様性の中の統一」を再び感じ取ってきました。

振り返ると、割と交友関係に関しては「狭く深く」になったように思います。「お前といたせいでいつもの大学での友達と遊ばなくなった」と言われたほどの本当に仲がいい友達など、暇になれば声をかけるような仲間は何人かできてそれは本当に嬉しいのですが、それの影響で自分から意識的に知り合いの絶対数を増やす努力はあまりしなかったように思います。特に中盤以降は。ちょっと悩んで考えたんですがこれの是非は判断しようがないという結論に行き着きました。幸か不幸か仲良くしていた人たちが後期は相当諸事情でいなくなってしまうので、半強制的にどんどん新しい交友関係を広げていきます。楽しみです。

最新の出来事ですと、ジャカルタの高校にお邪魔して主に日本社会についていろいろな発表をさせてもらったり先生といろいろお話させてもらったりしました。全てインドネシア語で行ったのでチャレンジングさという意味でも刺激的だったのに加え、「現代日本文化(アニメや漫画)だけでなくもっとその裏にある日本という国の明暗含めた構成要素を知れたらよいだろうな」という個人的思いを実行に写すことができ満足です。もちろん反省点ばかりですが。

 


ここは書き出すときりがないですね、、、まとめられなかったので止めます。

 


[3] 最近思う・考えていることなど

ぱっと出てくる振り返りをいくつか。

 


やはりいろんなインドネシアの側面を知ることができたのが大きいですね。うん。「日本人からすると馴染みの薄いイスラム教が圧倒的多数だけど、親切で日本の現代文化が好きな人が多い」ということまでは留学前の経験から分かっていたのですが、それに留まらない色んな人たち、そしてそれを取り巻く環境と交流して知って考える。そんなエスノグラフィーもどきの繰り返しが何よりも自分にとって楽しい時間です。特に学部やそこからの紹介では自分の想像を超えるような「ものすごさ」を肌で感じる人にたくさん出会えてよく萎えてよく刺激されたなあ。

それを受けての自戒ですが、何かを一枚岩ですぐに論じたがる欲求には常に抗いたいものですね。日本についても同じですが、無思考に国という切り口で何かを語ろうとするのは危険だなあと。例えば経済的状況の差によって相当に生活・行動様式やそこからの性格にも影響があったりと。社会学でやったハビトゥスってやつなのかな。

そんな当たり前のことですが、こちらにきて強く意識するようになりましたありがとうインドネシア

 


後期はもっと新しい人と場所に足を動したいものです。良くも悪くも、前期はめちゃめちゃ仲良い友達ができて一緒にいることが多かったので。そのせいで新しいところに踏み込もうとする努力が最近減っている感があるのは反省だなと。前期インプットしたことを受けてフィールドワーク的活動の数も増やしていきたいものです。

大学での授業も面白そうなものがとれそうなので、勝手がわかっている分もあり前期より楽しめそうです。

欲しいインプットを得る・現地に入り込むために、そして単純に楽しいため情熱を注いでいるインドネシア語は、前期で基盤は作りきれたかなと。論文以外ならほぼ苦労なく読めるようになり、アウトプット面でも相手が待ってくれさえすれば言いたいことはしっかり伝えられるようになってきました。あとは論文やニュースを読んで聞きまくったり、いろんな所で議論したりと、思いっきり本来の目的に使っていきます。